取り外したプラグにオイルがついていたので、これはタペットカバーパッキンからオイルが滲み出ているのだろうと見て交換することにしました。

用意したもの:タペットカバーパッキン、液体ガスケット、プラグレンチ、8ミリソケット、10ミリソケット、ラチェット等

1.インタークーラーを外す

インタークーラーのカバーの4つの+ネジを外し、インタークーラーのホースバンドを8mmで緩めます。

インタークーラー左の10mmで止まっているステーを外します。次にエンジンの前面、インタークーラー下にある10ミリのボルトを外します。

するとインタークーラーが取り外し可能になるので、ホースを外してから手前に引いてインタークーラーを外します。

2.イグニッションコイルとプラグを外す

エンジンヘッドに黒いプラスチックカバーが8mm4本で止まっているので外すと、イグニッションコイルが現れます。

イグニッションコイルは10mmで止まっているので、ボルトを外して、カプラを外して、引っ張って取り出します。

ただ、一番奥の気筒だけはインタークーラーのステーが邪魔なので外す必要があります。インタークーラーのステーは10mm3本で止まっていて、2本のボルトはエンジンの裏側についています。

イグニッションコイルを外した穴にプラグレンチを差し込み、プラグを外します。タペットカバーパッキン交換作業でプラグを外す必要はないかもしれません。自分の場合プラグの状態を見たかったのでついでに外しました。

3本ともカーボンの量が多くて汚いです。エアクリとマフラーを変えてるから必要以上にリッチに吹いてしまうのでしょうか?それともケチ臭いエコ運転のせい?とにかくもっと熱を入れて走らないと。一番手前の気筒のプラグにはオイルが付いていました。パッキンから漏れていますね。

3.タペットカバーを外す

タペットカバーのボルトは6本で止まっています。ちなみに真ん中のボルトだけ長いです。ボルトが外れればフリーですが、 固着している場合はタペットカバーをハンマーで衝撃を与えてやると取りやすくなります。

エンジン内はキレイでした。

4.パッキン交換作業

古いパッキンを取り出し、パッキンの当たり面をきれいに掃除します。

タペットカバーを取り外す機会はなかなかないと思うので、このタイミングで塗装や掃除などできることをやっておきましょう。

タペットカバーにパッキンをはめます。パッキンをはめる際に液体ガスケットを糊代わりにすると取り付けの際に楽です。エンジンブロックの接点で気密性が落ちるであろう部分(丸い部分や隅など)に液体ガスケットを塗布します。

5.戻します

パッキンに気を付けながらタペットカバーをエンジンに戻します。

タペットカバーのボルトのトルクは11N・mです。トルクレンチを持っていないので手の感覚で締めました。

逆の手順で復元して完了です。