そろそろ10万キロの私のJB23Wですが、最近1速が入りづらくなってきました。
この症状をネットで調べると「シンクロの摩耗説」が出てきますが、私のJB23Wの場合は、そうではないようです。
結論から言うと、クラッチワイヤー調整でスコスコ入るようになりました。
症状
まず症状としては、
・完全停止の状態から1速に入らない。(3速に入れてから1速に入れるとスコッと入る)
・平坦な場所でクラッチを切って1速に入れようとすると前進する。
これってクラッチが切れてないのでは?
10万キロも走っていればクラッチワイヤーも相当伸びてくるでしょう。
ワイヤーが伸びるとクラッチのミートポイントが奥の方にズレて行き、やがてクラッチが”切れきれなくなる”という訳です。
工具不要のクラッチワイヤー調整
クラッチワイヤー調整はこのダイヤルで行います。

このダイヤルは手で簡単に回ります。(固着している場合もあるかもしれません)
右に回すとミートポイントが手前に来ます。
回した数はカウントしていませんが、おおよそ20~30回ほど半回転させたと思うので、10~15回転くらい回したと思います。
ミートポイントを確認しながら回していきましょう。
ばっちり
私の場合は、おおよそ右に10~15回転くらいさせたところで、
ちょうどいい感じにクラッチが切れるようになり、停止状態から1速にスコンと入るようになりました。
それだけではなく、他のギアに入れる際も抵抗感が少なくなりました。
クラッチを切らずにギアチェンジをしていたようなものなので、多少なりとも絶対に負荷がかかってたはずです。もっと早く調整しておけば良かったなと思いました。
追記:前回作業から一週間ほどで、また伸びてきてので再度10回転くらい締めました。張りたてのギターの弦と同じように、ワイヤーが新しいテンションに馴染むまで何度か調整が必要なのかもしれません。