私のJB23Wのサーモスタッドの開弁温度は82℃。
ラジエーターファンが回り始めるのが95℃くらい。
なので、JB23Wの平熱はおおよそ90℃~99℃という事が分かります。
サーモスタッドがついているとはいえ、気温8℃くらいの環境で車を走らせていると、どうしても水温は75℃~85℃くらいまでしか上がりません。長い坂を下っている時は60℃程度まで落ち込みます。
巷ではローテンプサーモだとか、〇層アルミラジエーターだとか、チューニングといえば冷却ばかり重視されているようです。しかし、車両の制御を観察してみると、設計上の適温を極力維持するように動作しています。
なぜそのような制御を行うのかと言うと、その温度でベストなパフォーマンスが出るようにチューニングされているために他なりません。
オーバークールになると燃費が悪くなる
オーバークールになるとコンピューターが冷間始動と判断して燃料を多く噴射するため、燃費が悪くなると言われています。チョイ乗りより長距離運転の方が燃費が良い理由は「暖機」や「温度管理」が一つの要素となっているかもしれません。
冬場はプラダンでグリルを塞ぐ
冬場の下がりすぎる水温を上げるために、JB23Wのグリルをプラダンで塞ぎます。
これにより次のメリットがあります:
- 冬場の暖房の効きが良くなる
- エンジンの適正水温を維持
- 暖機運転時間の短縮
- 燃費が良くなる可能性がある
落ちていたプラダンを適当にカットして、
余っていたアンダーコートで黒塗りして目立たなくして、すぐにぶっちぎれるように針金で固定してとりあえず完成。
完全にふさいでしまうとオーバーヒートしかねないので、塞ぐのはこの程度にしておきます。
水温を観察しながら走ってみると、85℃くらいまでしか上がらなかった水温が90℃で安定しています。
最低でもサーモスタッドが仕事するくらいの水温にさせるのがちょうどいいと思います。