先輩について行くはずが…

3日目
「明日こそ先輩に同行だ」と思っていたのに、どうやら話がまだ先延ばしになっていた。
この日も置き場で草むしり。

ところが――草がほとんど生えていない。
「これは仕事なのか?」と自分でも突っ込みたくなるくらい、本当にやることがない。結局、昼寝を3時間。のんびりしすぎて逆に不安になった。
でも、不思議なもので、誰にも咎められない。やることがないのだから仕方がない。

とはいえ、さすがに耐えきれず、夕方に「明日はぜひ同行させてください!」と先輩にお願い。ようやく動きが見えた。


4日目
ついに念願の先輩同行の日。
この日の予定は「見積書の提出」や諸々の現地調査だった。

最初にざっくりと見積書の作り方を教わる。
一件目は、火災の影響で被害を受けた工場の修理見積もり。現場を見せてもらうと、雨どいは熱でぐにゃりと歪み、網入りガラスには無数のひび。鉄製の網が熱で膨張し、内側からガラスを割ってしまうのだという。

結局この日は移動がほとんどで、見積書を届け、担当者と名刺交換して終了。
でも、ただの「見積提出」でも、現場を見て、少しずつ仕組みを学べるのが面白かった。

正直、建築業界と聞くと「体育会系で厳しい世界」を想像していた。
ところが、実際に接する人たちは驚くほど優しい。

人の出入りが激しいからか、業界全体で働き方を見直しているそうで、今では休日もカレンダー通り。しかも、真夏の暑さが過酷すぎて、サボっていても怒られるどころか「大丈夫? 休みながらやりなよ」と気遣ってもらえるくらい。

厳しさを覚悟していただけに、この“拍子抜け”はむしろ心地いい。
「意外とこの世界、悪くないかも」――そんな気持ちで4日目を終えた。

週明けから先輩についてかなり大きな新規案件を受けるようなので頑張って挑みたい。
ミスをしないように気を付けつつ、勉強も頑張らないと。

セコカンとして入社1~2日目

8/26…いよいよ初日。

気合いを入れて始業の1時間前に出社。
まずは駐車場の場所を教えてもらい、タイムカード・ホワイトボード・アルコールチェックの使い方をレクチャー。出社してきた人たちに挨拶を済ませた後、PCで日報の作り方を教わった。

本社では朝礼などはなく、タイムカードを切ったらそれぞれ担当の場所へ散っていくスタイルらしい。
自分は会議室に呼ばれ、会社の概要や確定拠出年金の説明を受けた。

さらに「この本を読んでおいて」と、建築業界の基礎知識が詰まった冊子を5冊ほど渡された。あらかじめ勉強しておいたおかげで、スムーズに頭に入った。

読み終わって手が空いた頃には、初日ということもあってやることもなく、事務員さんと雑談タイムへ。マラソンや登山の話題になり、「今度一緒に山に登りましょう」という展開に。

こうして初日は、ほとんど涼しい会議室でのんびり過ごして終了。

そして二日目。

この日は「現場に行く」と聞いていたので、少しドキドキしながら出社。
ヘルメットを持って社用車に乗り込み、先輩の車について現場へ。

作業内容は工場のトイレの仕切りを解体・撤去するというDIYレベルの作業。およそ2時間で完了。その後はヤードの片付けをして、それもすぐに終わり…やることがなくなったので草むしりをしながらのんびり過ごすことに。

「施工管理はかなりハードだ」と覚悟して入社したが、思ったより穏やかな一日で拍子抜け。ただ、これから仕事を覚え、できることが増えるにつれて忙しくなっていくのだろう。

午後は工程会議と監督会議に参加。作業の進捗や反省点をシェアする場だが、自分はまだ監督業を担当していないので、簡単な自己紹介だけで終了。

正直、工程表の見方や具体的な作業内容はまだ分からない部分も多い。けれど、きっとすぐに理解できるようになるはず。

明日からは先輩監督について、アシスタントとして現場に同行する予定。いよいよ本格的に「施工管理」の世界に足を踏み入れていく。

タイトルを変更しました!セコカン始めます!

お久しぶりです。

以前のブログのタイトルは「趣味全壊ブログ」でしたが、「30代から始めるセコカンへの道」に改名します!

施工管理技士=セコカン=現場監督

ネット上では「ブラック」とか「やめとけ」と言われている施工管理技士ですが、そんな「セコカン」に32歳が挑みます。

今までの自分

2014年からホームページ制作の会社に勤めており、そこで培ったノウハウを元に2017年に独立・起業しました。大きな会社を作ることが夢でしたが、自分にはどうやらそんな器は無かったようで…

独立・起業後の成功ルートとしては「仕事を集める→人を雇う→法人化→売却」でしょうが、自分はコーディング以外の能力はそれほど高くなかったようです。
結局、元居た会社の外注として仕事を受けつつ、ふらふらと色んなアルバイトに手を出す毎日。

そんな毎日も今思えば楽しかったです。

そして気付いたら30代。

もともと自分は周りと比べるような性格ではなかったのですが、将来を考えると焦燥感を感じ始めました。

もっと努力をしておけば」と少しだけ後悔しています。

だけど、まだ30代前半。これから頑張れば人生巻き返せる!

そう奮い立たせて6月から就職活動を始めました。

フリーランス(ほぼフリーター)30代の転職活動

最初は本当に軽い気持ちで求人をググってみた。

上位に表示されたスポンサーのリンクを適当に押すと、フォームが表示された。
必要事項を入力して送信したところ、すぐに電話が掛かってきた。

転職エージェントからの電話で、後日Zoomで打ち合わせをするという運びになった。

その時は、ITの転職を考えていて、エージェントにその旨を伝えたところ、3社ほど大手のSESの会社とマッチングさせてくれて、後日、面接を受けた。

そして一週間後、エージェントを通して結果を聞いたが3社ともお祈りだった。

もうジャンルは問わない!

もうジャンルは問わないという旨をエージェントに伝えたところ、後日紹介された会社が、某大手警備会社と施工管理技士だった。

某大手警備会社は面接を受けに行ったが、面接というより取り調べだった。それでも怯むことなく真摯に答えたら一次を突破。

その後、施工管理技士について気になってしまい、色々と調べてみた。
施工管理技士は人手不足で、初任で中間管理職になれる。給料は高水準でやりがいもありそう。これは穴場だと思った。

某大手警備会社も魅力的だったが辞退した。

ハロワで施工管理系の求人を漁る

次の日にハローワークに駆け込み、施工管理系の求人を50社ほど出力してもらった。
その中から10社ほど紹介状を貰い、片っ端から応募した。

面接まで行けたのは3社だけだった。
1社目は「最初はアルバイトだったらいいよ」というような返答で、
2社目は施工管理技士の辛さを2時間ほど説明を受けた。
3社目も施工管理技士は人間臭い理不尽の多い職業だととことん説明させられた。

結局、ちゃんと正規で内定をもらったのは1社だけだった。

何はともあれ32歳のほぼフリーターでも正社員で内定をいただけました。
しかも給与の条件はものすごくいい!これは頑張らなければ!

セコカンについて調べると「やめとけ」「ヤバい」

色々調べてみるとものすごいネガティブな情報ばかり。

ちょっとビビっているけど、自分ならできるんじゃないかという謎の自信に満ち溢れています。最近はホワイト化しているらしいし、カレンダー上の休日も多いし…
でもまぁ朝早くから夜遅くまで仕事することはそれほど苦じゃないし…

まぁどうなるか分からない!

レクサス買おうかな

この仕事が続きそうなら仕事のモチベにするためにレクサスを買おうかなと思いました。

IS300hを試乗してみたところ、なかなかよかった。静かでスムーズ。
レギュラー+ハイブリッドで燃費も良い。価格もギリギリ手が届く。

運転時間は正直言って何もできない無駄な時間だったりする。せっかく無駄な時間を過ごすのなら高級車で優雅に過ごしたい。休みの日にはこれで遠出をしたい。

なにはともあれセコカンやってみます

正直、どうなるか分かりませんが、施工管理技士の業務内容を調べるとものすごくカッコいい。
ブラックだとかハードワークだとかいうのならスーパーのレジ打ちでもやっていればいい。
おそらく、施工管理技士はその労力に見合ったやりがいと待遇がある仕事だと思ってます。

↑こんなセコカンになりたい

JB23のスモール交換

納車からそろそろ10年のJB23のスモールが切れました。

交換方法について書いていきます。

切れたのは片側ですが、両方交換します。

まず、ボンネットを開けて、スモールのカプラを外します。

スモールのバルブを左に捻って外します。固着していたので、パイプレンチで挟んで回しました。

先っぽの電球を新しいものに差し替えます。この時、手あかが発熱の原因になるので脱脂してからバルブを元に戻します。

直りました。

LEDのスモールにしようか迷いましたが、300円弱で10年近く持つことを考えるとハロゲンのスモールで十分かな。

Creative Cloudコンプリートプランを解約しようとするとやはり3,278円になる

Adobe Creative Cloudの現在の通常料金は7,780円/月となっています。

かなりの負担になってきているのと、最近はPhotoshopしか使っていないのでコンプリートプランを解約しようとしました。

「プランを解約」を選択すると、割引の特典が表示されました。

2つの特典を提示され、
「おすすめ」とある方は2か月無料になるという特典。
その隣の「特別提供キャンペーン」は、1年間3,278円/月になるという特典。

計算してみると、
「おすすめ」の方は15,560円お得ですが、
「特別提供キャンペーン」の方は54,024円お得になります。

「おすすめ」や「0円」という文字に惑わせて選択させようとする魂胆が透けていますね。

実は去年も同じように解約しようとしたところ、同じように割引が適用され、3,278円/月になっていました。

去年の通常価格は6,480円/月なので、月額料金の値上がり関係なく、3,278円/月になるようです。

JB23で体感したマフラーアースの効果

マフラーアースは決してオカルト商品ではありません。

私のJB23にマフラーアースを取り付けて数年経ちますが、個人的な感想として効果を実感しています。
燃費を聞かれて答えるとほとんどの人に驚かれるのですが、走行距離は10万キロを越えましたが、いまだに15km/L出ているのです。

JB23の燃費 左:2024/11/30 右:2024/12/29
走行距離10万キロ:2025/1/1

燃費を維持するために、定期的なオイル交換やゆったりとした操作を心掛けていますが、唯一やっている特別な事といえばマフラーアースだけ。

JB23のマフラーアース:純正ボディアースに友締めしてエキゾーストの遮熱版に接続している

あくまで私の車体での結果に過ぎませんが、マフラーアースと燃費は関係しているような気がしませんか?

マフラーアースの主な効果

私は専門家ではないので、あくまで一般的に言われているマフラーアースの効果について記したいと思います。

静電気の放電・排気効率の向上

マフラーには走行中の振動や排気ガスの流れによって静電気が蓄積される場合があります。

アースを取り付けることで、この静電気を効率的に車体に逃がし、安定した排気効率を保つことができると言われています。

これにより、エンジンのレスポンスや燃費が改善されるとされています。

O2センサーの精度向上

マフラーには排気ガス中の酸素濃度を測定するためのO2センサーが取り付けられています。このセンサーは燃料噴射量を調整する重要な役割を果たしています。

エキゾーストによって高温になった金属は電気抵抗が増し、センサーの精度に影響を与える可能性があります。

マフラーアースで接点を増やすことで抵抗値の上昇を抑えられ、センサーの精度が向上し、より正確な燃料調整が可能になるため、燃費改善やエンジン性能の安定につながると考えられます。

純正採用されている車両もある

マフラーアースの効果について一部のユーザーで否定的な意見も見られますが、その効果は車種や使用条件によって異なるようです。

実際に、マフラーアースを純正採用している車種もいくつかあるので、そのような車両はコストを掛けるだけの効果が見込まれていると思われます。

例えば、ZC71Sもボディからエキゾーストに純正アースがあります。

ZC71S:ボディからエキゾーストにアーシングされている

マフラーアースはオススメ

マフラーアースはネットで数千円程度で売られています。
既存のボルトを使用して止めるだけといった非常に簡単な施工で、手軽にチューニングできるのでオススメです。

柿本改 ( KAKIMOTO )【 マフラーアース 】30cm×1本入り GOP201

決して効果を保証することはできませんが、もし良い変化があれば儲けもの。マフラーアース、まずは試してみてはいかがでしょう。

エセMT乗りが言うセリフ「渋滞はめんどくさい」

MT(マニュアルトランスミッション)に乗るのは、ただの移動手段以上の楽しみが詰まっています。エンジンの回転数に合わせてギアを操ることで、車を「自分の一部」のように操る感覚は、AT(オートマチックトランスミッション)では決して味わえないものです。

しかし、時折こんなことを耳にすることがあります。
渋滞って、マニュアル車にはめんどくさいよね
いろは坂の渋滞はMTでは行きたくない
など。

ちょっと待ってください。
渋滞は面倒」? それって、エセMT乗りのセリフなんですよ。

私は免許を取って以来MTのジムニーをずっと乗り続けていますが、渋滞を苦に思ったことは一度たりともありません。坂道発進も1cmたりとも後ろに下がりません。

真のMT乗りにとっては、渋滞も普通の道も変わらない

真のMT乗りからすれば、渋滞なんてただの「シチュエーション」にすぎません。
MTのドライバーにとって、道路状況に関わらず「自分で操る楽しさ」が運転の本質。
坂道でも、渋滞でも、細かいクラッチ操作やギアチェンジが自然と体に染みついているので、MT車で渋滞に突っ込んでも「面倒」だなんて思いません。むしろ、ATの方が煩わしいとすら思います。

「ATの方が煩わしい」と感じる理由

「渋滞はMTだとめんどくさい」と言っている人たちがいる一方で、真のMT乗りは逆に、ATの非ダイレクト感が煩わしいと思うものです。

MTであれば音程や振動で車速を感じ取れるし、どれだけ踏めばどれだけ出力を得られるのか体感で分かります。しかしATでも特に「CVT」の感覚はまさに下半身不随。

アクセルを踏み込んでもモッサリと回転が上がり、ギア比がほぼ無段階で変わってしまうため、アクセル量と車速が全く連動していません。

MTでは現在のギアとエンジンの音程・振動によって車速が分かりますが、CVTの場合はメーターを見なければ車速が分かりづらい。知らない間に速度が落ちていたり加速していたり、渋滞を引き起こす要因ともいえるトランスミッションなのです。

同じアクセルペダルでもトランスミッション形式によって意味合いが異なっています。
MT車のアクセル:車速調整
CVT車のアクセル:出力調整
同じ形であっても全く別のマシンなのです。

MTに慣れてる者にとってはATの方が辛いです。なぜならATには物理的に動力を切れるクラッチがないし、ブレーキをある程度の踏力で踏まないとズルズル進んで行ってしまう感覚はまさにクリーピー(キモい)。
ニュートラル+サイド引けばいいけど、それでは手数はMTとほぼ変わらない。

エセMT乗りの「渋滞はめんどくさい」発言の正体

そもそも、「渋滞はめんどくさい」と言う人は、MTに対する理解が浅いか、MTに乗ること自体がファッションになっていることが多い印象です。
真のMT乗りからすれば、渋滞も「車を操る楽しさの一部」として捉えるため、「面倒」という言葉は当てはまりません。
運転を「面倒」と感じているようでは、MTの本当の楽しさを理解していない証拠。
言葉は悪いですが、それは「エセMT乗り」に過ぎないのかもしれません。

まとめ

「渋滞はめんどくさい」なんて言葉は、真のMT乗りには存在しないのです。
本当のMT乗りにとっては、渋滞すらも自分の運転スキルを磨く、そして愛車との一体感を楽しむ時間でしかありません。

もしあなたの周りに「渋滞はMTだとめんどくさい」と言っている人がいたら、ひとこと教えてあげましょう。
それが「エセMT乗りの証拠」だと。

ここで商品紹介です。JB23のここにドリンクホルダー欲しかった!
スズキジムニー 07-17 jb23 jb43 jb33 適用 車載用携帯電話ホルダー、マグカップホルダー

エアコン吹き出し口に取り付けるドリンクホルダーはフィンを壊すのでやめた方がいい。付けるならちゃんとこのように取り付けた方が良いと思います。

買わなくて良かった洗車道具

家庭用の散水ホースに接続することで、洗剤を泡として噴射するガン。

ホームセンターで見てこれ良いかもと思い何も考えずに購入。

いざ使ってみて後悔

とにかく洗剤の消費が激しい。

シュババババ豪快に洗剤を消費する様を見てビックリ。

しかも、泡の出が不安定だ。
それもそのはずで、タンクに入れる洗剤の量をケチっていたからだ。
説明書によると、8割くらいを目安に入れろと書いてある。
カインズの洗剤丸一本入るやんけ!

FPSで言うところの”指切り”で洗剤をケチりながら洗うも、いつものバケツ・スポンジ洗いの3倍くらいの洗剤を消費した。

洗剤タンクは密閉されていないので傾ければ漏れる。さらに説明書には使用後は洗剤を水で流し乾いた状態で屋内に保管しろとある。
洗車後に余った洗剤は捨てるか容器に戻す必要があるのだ。もったいない、めんどくさい!

別に洗剤はカインズで買えば298円と高くはないが、貧乏性の自分には洗剤を無駄に捨てるのはとてつもない抵抗感がある。
しかも、バケツとスポンジで洗えば1/3の洗剤の量で洗えることを考えると、このガンを買ったのは失敗だった…

よく考えてみたらこんなもの無くても良いし、なぜこんなものを買ってしまったのだろう。

ハイプレッシャーのラジエターキャップは百害あって一利なし

純正のラジエターキャップを探そうと「車両名 ラジエターキャップ」とググってみると、ハイプレッシャーを謳っているモノばかりヒットする。
ミンカラの「ハイプレッシャーのラジエターキャップに交換しました」というなんの参考にもならない記事もたくさんヒットして本当にほしい情報にアクセスし辛くなる始末。

まず、水冷エンジンの仕組みとしては、エンジン内部にある水路に水を回してラジエターという金属フィンがたくさんある場所を通すことで大気によって冷却する仕組みになっている。

水は1気圧で100℃を越えると沸騰し、熱が運動エネルギーに変換されて冷却性能を失う。そこで、しっかりと密閉して加圧することで沸点を上げようとするのがラジエターキャップの仕事(の一つ)。勘違いしている人も居るかもしれないが、圧力を上げても冷却効率は変わらない。

自分のJB23の水温は高速道路を走ろうが、峠を登ろうが、90℃前後を保持するようになっていて、100℃以上を差したところを見た事がない。
公道を常識的なスピードで走る程度であれば、ラジエターキャップの圧力は純正で全く問題ないことが分かる。

ハイプレッシャーラジエターキャップは特にメリットが無いばかりか、圧力が増した分ウォーターラインに負荷がかかる。車を大切に想うのであれば、純正以外の選択肢はないだろう。

ハイプレッシャーに変更が必要になる場合というのは、サーキット走行のためにエンジンやECUをチューニングして熱量が上がった場合しか考えられない。熱量が上がるほどのチューニングをした場合はラジエターも交換する必要があるだろうから、ラジエターキャップだけを交換するケースは定期メンテナンス以外ないと思う。

自分のJB23W 10型に使用しているラジエターキャップはこちら
https://amzn.to/3UhSZMX

4年ぶりにJB23Wのクーラント全量交換

LLCを前回交換したのが2020年。
もう4年経過しているのでそろそろ交換しておこう。

JB23のLLC交換の指定頻度は初回が6年、以降4年だったと思う。

リザーバータンクを覗いてみると底になにやら沈殿しているし、水垢のようなものも浮遊している。振ってみるとよく泡立つ。これは良くない。

ちなみにLLCには凍結防止剤のほかに防錆剤・消泡剤も添加されており、それらが劣化すると、想定以上の気温で凍結したり、エンジン内部が錆びたり、キャビテーションでウォーターポンプが摩耗することもある。

たかが水と交換を怠っているとエンジンや補器類には結構なダメージになってしまいます。

交換手順

自分流の交換手順をざっくり書いていきます。

  1. エアコンのダイヤルを高温に回す
  2. ラジエターのドレンを緩めてLLCを排水
  3. 12mmでサーモスタットのハウジングを外し、サーモスタットを取り出して仮止め
  4. 純水を4L入れてエンジンをかけて10分ほど水まわし洗浄後、排水
  5. LLCを4L入れてエンジンをかけて10分ほどエア抜きして完了

使用したものは次の通り。

同じスーパークーラントでも安いものと高いものがあるが、安いものの成分表を見てみると、消泡剤が書かれていない場合がある。4年交換しないものなので高い方を選ぼう。

まず忘れてはいけないのがエアコンのダイヤルをヒーター全開にする。
これをすることでヒーターコア内も循環してくれる。

次に、ラジエター下部にあるドレンを緩めてLLCを排水する。
受けの位置決めをしたらラジエターキャップを外すと勢いよく出るようになる。

普通であればドレンから水が出なくなったら、ドレンを締めてラジエター上部からクーラントを注入するが、これでは完全な全量交換にはならないし内部に汚れも残ってしまう。

そこで、ラジエターのロアホースにあるサーモスタットハウジングの12mm・2本を外し、サーモスタットを取り外す。するとエンジン側からも水が出てくる。

ウォーターラインを純水で洗浄したいので、サーモスタットを外してハウジングを元に戻す。(サーモスタットがついていると水温が82℃以上にならないと水がラジエターに回ってくれない)

純水をラジエターキャップから4L注入し、10分ほどアイドリング。
そして、排水。

あとは、サーモスタットを元に戻し(エア抜き穴がある方が上)、ラジエターのドレンを締め、LLCを4L注入する。
なかなか入らない場合はアッパー・ロアホースをもむといい。

エア抜きのため、ラジエターキャップを締めずに10分ほどアイドリング。

空のバッテリー補充液の径が丁度よかったので、ちょっと加工してビニールテープでくっつけてみた。中身が噴き出ずにエア抜きができます。

最後にラジエターキャップを締めて完了。

水温計を見る限り、自分のラジエターキャップとサーモスタットは正常だったのでそのまま使用しますが、可能であればここで交換してしまった方が良いでしょう。

10分程度では完全なエア抜きはできないので、交換後は数日間、リザーバータンクの容量を点検しよう。