そろそろ10万キロになるJB23Wの車検を受けてきました。
軽自動車の寿命は10万キロという説がありますがそんなことはありません。
自分のJB23Wは足回りは少しジャダーが出始めてるかなくらいで、エンジンの方は絶好調。車体のサビもありません。
9.7万キロのJB23Wの車検費用は…
60,400円(友達割あり)でした!
車検へ行く前に荷物を下ろす
車検証記載の車重と50kg以上の誤差があるとダメらしいので、
棚やら車中泊装備一式をある程度おろします。
自作の棚を簡単に取れるように作ったのはそのためです。
後部座席を起こす
4人乗りで登録されているので、検査官が見て分かるように後部座席を立てます。
ラゲッジの下駄はシートを起こしても干渉しないように作りました。
とりあえずこれで中は問題ありません。ここまで作業時間5分です。
インシュレーターや合板などで車中泊システムをゴリゴリに作る人も居ますが、乗用車登録のままそれをやってしまうと、車検の時に面倒。
自分は面倒くさがりなので、極力簡単にツボだけを抑えています。
一度も交換したことないブレーキパッドの交換
納車から無交換のブレーキパッドとブレーキシュー。
そろそろ車検に通らないレベルになっていてもおかしくないので交換します。
フロントのパッド交換はめっちゃ簡単。
ジャッキアップして、キャリパーの片方の12mmを外し、かぽっと上げて、パッドをこじって外す。
新しいパッドをはめ込み、パイプレンチでピストンを戻す。
ピストンを戻す時にブレーキフルードがリザーバータンクに戻るので、溢れないように注射器で吸い取る。
かぽっとはめて12mmを締めて完了。この時に摺動部の固着をチェックしておく。手で動けば問題なし。
パッド中央の溝の深さが4mm以下が交換目安とのこと。
ちょうどいい交換タイミングでした。
安定の曙ブレーキのパッドに交換。(これはあらかじめ購入しておいたモノ)
ブレーキグリスは泥やブレーキダストが溜まるだけなので塗りませんでした。
無名の純正互換品よりも、名の知れたメーカーのパッドをおすすめします。
この曙ブレーキのフィーリングは温度関係なくリニアかつダイレクトでそこらのスポーツパッドより高性能な気がします。値段も3300円程度とコスパ最強です。
おすすめのパッド・シューセット:
曙ブレーキ製 スタンダードタイプ JB23W AN129K NN4516
リアのブレーキシューは新品同様だった
リアも交換しようと思いましたが固着が激しいので整備士に任せます。
このサービスホールにM8ボルトを締めこむと簡単に固着解除できるのですが、手元に無かったので諦めました。
後に整備士から新品同様に残量があったと写真付きで連絡がありました。
カップからブレーキフルードがにじんでいたので、オーバーホールが必要とのこと。これは後程自分でやります。
リアデフオイルのにじみ・ハブベアリングの劣化
車検後に自分でブレーキOH中に気付いたのですが、リア右からデフオイルがにじんでいます。
ハブを回転させると「カラカラカラ」という小さい音と、金庫を回しているような手ごたえを感じました。走っている時は気づかないレベルなので、次の車検まで多分行けるでしょう。
上記2点は次の車検時に考えます。
トランスファーオイルを交換してもらう
ミッションオイル・前後デフオイルは自分で交換したけど、
トランスファーのドレンだけは緩まなかったので、交換をお願いしました。
オイルの処理や硬いオイルを狭い所で注入する手間を考えたら工賃は安い。
ファンベルトに亀裂が入っていたので交換してもらう
納車から無交換だったファンベルトに亀裂が入っていたので、エアコンベルト共に交換してもらいました。
JB23Wのファンベルトの交換はめちゃくちゃ面倒だったそうです。
説明を聞きましたが、自分ではやりたくないなと思いました。
ジムニーはちゃんとメンテナンスすればずっと乗れる
以上の作業内容で、工賃と車検代込みで60,400円でした。
10万キロを超えると工賃が爆上がりするという話をよく聞きますが、消耗品が壊れ始めるタイミングだったり、新しい車を買わせるためにあえて高く見積もるというフシもあるのかもしれません。
信頼できる整備士に適切な工賃を払ってこまめにみてもらうのが一番安く長く乗れる最善の方法だと思います。