イノシシが来たのでパイプで尻を叩いて追い払いました

1/19 18:30頃。畑の方からパチパチと焚火をしているかのような物音がしているのに気づきました。最初は不審者が何かやっているのかと思い、何も持たずに声で威嚇をしながら畑の方へ行ってみたところ、人影は中々見えませんでした。少し進んでいくと向こうから黒いシルエットが近づいてくるのが見えました。中型犬にしては太めで前が大きい。ずんぐりむっくりで長い鼻はイノシシだ。
この時、他の畑からピロピロと音が聞こえてきました。目視は出来ませんでしたが、音や気配からもう2~3匹は居たと思います。その畑には赤外線センサーで音が鳴る装置が設置されていて、イノシシに反応して鳴っていたのですが、目の前のイノシシは気にも留めていない様子です。

一度家に戻り、ステンレスパイプとフラッシュライトを持って戻ると、イノシシはうちの畑の西側にある土手の中腹を歩いていました。パイプの間合い1.5mまで近づいても向こうは怖がりもしないし、こちらに無関心でした。何なら素手で触れたかもしれません。イレギュラーな性格を持った個体だったのでしょうか。

イノシシは引き返して裏山の方へ歩いていきました。せっかくうちの畑の近くまでお越しいただいたので、痛い思いをしてからお帰り頂きたかったので尻にフルスイングを食らわせました。イノシシの体はまるで岩のように硬く、パイプの方が曲がってしまいました。

イノシシは少し小走りになったものの、何事もなかったかのように歩いていきました。そして、行き止まりのコンクリートの壁に鼻をぶつけてから左に方向転換し、山へ帰っていきました。

近くで観察してみて分かった事

  • 目はほとんど見えていない。
  • 音や光、人間の存在に対しても無頓着な個体も居る。多分そういうやつらが民家近くまで平気で下ってくるのでしょう。
  • 自分の鼻先が通る隙間さえあれば突っ込んでいってしまう。実際に他の畑では木でできた柵がパキパキと壊されていました。
  • 鼻先が入らない「壁」と認識した場合は方向転換をする。

イノシシに対しては鼻先が入るような隙間だらけの柵やロープを張っただけの柵は無意味です。近所では電気柵も突破されたという話も聞いています。
強固な作りではないにしてもちゃんと目隠しをして「壁」と認識させるような作りの柵を設ければもしかしたら被害は防げるかもしれません。

3月のジャガイモの植え付けの前に柵づくりが必要ですね。

畑のpHを測ってみる

Amazonで購入した激安pH測定器なのですが、どうも筐体の材質や作りが安っぽい。見た目はだんべぇ農園で使っている測定器と瓜二つですが、そちらは作りがしっかりしていて倍の値段でした。この商品はコピーでしょうね。しかし、中身のチップや液晶は全く同じなのか、使用感は正規品と全く変わりありません。使えれば問題ない!

最悪の事態を想像しましたが、ちゃんと働いてくれるようです。

うちの畑は全体的に酸性寄りでした。有機物をや苦土石灰をすきこんだ場所は6.0~6.5でしたが、深く差すと部分的に5.0の場所もありました。耕していない草の生えた場所は浅い所は6.0~6.5、深い場所は5.0~5.5を示しました。

耕していない場所(浅い所)6.5

耕していない場所(深い所)5.0

有機物をすきこんだ場所(浅い所)6.5

有機物をすきこんだ場所(深い所)5.0

多くの植物・有益な微生物や菌類は弱酸性~中性を好みます。弱酸性好きなサツマイモやジャガイモなどでも5.5~6.5を好むので、5.0という数字は酸性に寄りすぎていることが分かります。数値を見ながら苦土石灰を少しすきこんで調整する必要がありますね。

落ち葉堆肥を作る場所

畑の片隅に落ち葉堆肥を作る場所を設けました。適当な大きさの杉の杭を4本買い(560円)、手持ちのビニールシートを巻き付けてトタン用の傘付きの釘で固定しました。

内容量が増えて強度が不足する様であれば、横棒を当てがうつもりです。べニア板の方がいいでしょうけどこれくらいのものを作るのに3000円くらいかかってしまいます。いかにコストを抑えるかを目標にやりたいのでビニールシートを巻きました。

これから裏山の神社の境内の掃除がてら少しばかり落ち葉を頂いてきて、精米所から取ってきた米ぬかを投入して腐植させ、秋植えの頃に使います。
落ち葉堆肥は自然由来なので全てにおいてバランスが良く、環境負荷も0の堆肥です。しかも0円。これほどおいしい堆肥は他にないでしょう。

今のところ強度的に問題無いようですね。

畑でとれた猫

一週間後…

温度を測ってみたら28℃になっていました。(外気温13℃)微生物たちが働いてくれていますね。

自然農の常識

えっマジで!?自然農の常識

草は抜いてはいけない

植物は光合成をおこなうことで水とCO2からブドウ糖を作り出していますが、ブドウ糖は全て使われるわけではなく一部は根から排出され、土壌の有機微生物に与えられます。根からは有機酸も放出され、有機微生物がミネラルを扱いやすいようにしています。

つまり、植物は有益微生物にブドウ糖と有機酸を与え、対価として有益微生物にミネラルを運んでもらうという共存関係があります。
植物が無ければ有益微生物は生きられないし、有益微生物が居なければ植物は生きられません。

実は多くの害虫は野菜よりも雑草の方を好む場合が多いようです。害虫が野菜を食べるのは雑草が無いのでしかたなく野菜を食べているだけで、草を生やしておけば野菜に虫がつくことは少なくなるそうです。そうなると殺虫剤を噴霧する必要もなくなります。

土が草や枯草等におおわれている状態であれば、雨水に叩かれても栄養が流れず、ある程度の物理性を保つことができます。また、太陽光による焼けを防ぎ、急激な温度変化を和らぐ効果もあります。つまり土の緩衝性が上がり、環境の急激な変化に強くなります。

草を生やすと言っても、草ぼうぼうにするわけではなく、地上から10~20cmくらいまで伸びたところで成長点を切る事で、野菜よりも背丈が大きくならないように芝生のイメージで調整すると、作業性と草のメリットの両方を享受できます。

耕すことは良いことではない

土を耕すということは慣行農法的には良い事とされていますが、事実として人の手が入ることで土壌の生態系や物理性が一時的に壊れてしまいます。そのため、自然が自動調整していた作業(pH調整、病害対策等)を人がやる必要が出てきてしまいます。

トラクターを掛ける弊害として、表土の下のトラクターのロータリーが届かない所に耕盤層と呼ばれる硬い層が形成されてしまいます。それを破壊するためにサブソイラーなどで引っ掻くのですが、そもそもトラクターを掛けなければそのような層はできません。

肥料はあまり与えてはいけない

肥料や農薬の散布によって土壌中の微生物や菌などが減少することが分かっています。そもそも、自然界においては肥料を与えなくても植物は育っているため、自然に乗っ取った方法で栽培を行えば肥料は必要なくなってきます。

一品目が並ぶ慣行農業のリスク

1品目の植物がずらっと並んで栽培されている慣行農業においては、病気や害虫被害や連作障害などのリスクが高く、農薬によってコントロールせざるを得ません。しかし考えてみれば、自然界においては1品目の植物が並ぶという状況は異常です。1品目しか植えなかったり、草をむしったりしてしまうと生態系が崩れ、害虫の天敵が少なくなってしまいます。病気や連作障害についても、1品目しか植物が植えられていない状態が原因であることがほとんどで、雑草を生やしたり、様々な植物が植えられていれば起こりづらくなります。

結局のところ効率だけを求めるなら慣行農法

ここまで自然農法よりに書いてきたけれど、商売として多くの収益を得るというのであれば、慣行農法のやり方が一番効率が良いことは確かだと思います。自然農法がローリスク、ローコスト、ローリターンであれば、慣行農法はハイリスク、ハイコスト、ハイリターン。投資商品と異なる点は、植物は手をかけなくても自ら成長するという特性を持ちます。ハイコストだろうとローコストだろうと植物は成長するのです。そういう点では自然農法にも分があるのではないかと思います。

自然農法が「小さな政府」であれば慣行農法が「大きな政府」。慣行農法は社会主義的で、自然農法は資本主義的なアプローチをとります。どちらが間違っているという訳ではなく、考え方の違いです。ですが、個人的には自然農法の方が楽で自然を友にしている感じがあって好きですけどね。

家庭菜園を始める – ジャガイモと枝豆の予定地の土作り

ここはジャガイモと枝豆の予定地です。

まず、天地返しの要領で土を起こします。カッチカチです。この塊はスコップで叩いても解けずつぶれるだけです。

買ってきたクン炭50L、腐葉土100L、米ぬかバケツ2杯を入れて

軽く混ぜました。

まだ塊がありますが、そのうち風化して解けるので、3月に畝を作るときにスコップで叩いてつぶせばいいでしょう。

植え付けまでには投入した米ぬかの分解が進んで栄養として利用可能になるでしょう。病気の予防と、枝豆の根粒菌を生かすために施肥しないでやってみようと思います。

1/31追記

雨が降った後に確認してみたら、水はけにこんなに差が出ていました。

奥がジャガと枝豆予定地で腐葉土と燻炭と米ぬかをすきこんだ場所です。手前が完熟していない落ち葉や米ぬかや灰などを適当にすきこんだ場所。
完熟の腐葉土と燻炭と米ぬかをすきこんだ場所は比較的サラサラした土になっていました。すきこむ物と量の違いで水はけがこんなに変わるもんなんですね。

カビが結構生えていたのでこれが落ち着いたころにジャガイモを植え付けていきます。大体来月くらいでしょうか。植え付け前にイノシシ対策の囲いをしなければ。

家庭菜園を始める – 土づくりと支柱用の竹取

今年中になんとかして野菜を収穫したい!しかし、土が悪すぎる。こんな土では野菜も育たない。

粘土質で乾けばカチカチで乾いた土には生物の気配は皆無。

畑に生えてる草たち。

うちの畑を覆いつくしてるのはスズメノカタビラらしい。

作付けまであと数ヶ月。それまでに良い土にしていきたいですね。

土づくりとは腐植質を増やすことに尽きます。腐植質が豊富にあり、土中の生態系が整っていれば、保水力・排水性・保肥性に優れた土質におのずとなるはずです。
うちの畑をそこに持っていくには、腐植となる有機物を用意し、腐植を作る微生物を招き、地中の生態系を整える必要があります。

試しに米ぬか、落ち葉、枯れ枝などを1週間前にすきこんでおいた所の土を見てみたら結構いい土を維持していました。

1週間程度で判断するのは早すぎる気もしますが間違ってはいないでしょう。というわけで、畑に混ぜるべく裏山から落ち葉を拾ってきました。

裏山には神社があります。改めて見ると石垣がしっかり組まれていて、なかなか風格のある神社でしたね。近所なのにめったに来ないのでわからなかった。

拝殿から振り返ると鳥居の上には金山城の本丸跡があります。

畑に戻って落ち葉をまき、あらかじめコイン精米所から取ってきた米ぬかに苦土石灰を適量混ぜたものを落ち葉にまぶします。

土を被せたら上から更に米ぬかをまぶします。そして、竹酢液をジョウロ1杯にキャップ1杯。土壌改良が謳われていたのでまいてみました。原理や効果は不明。酢酸が含まれており強烈な臭いがするので、動物・虫よけの効果の方はありそうです。水をかけることで米ぬかが固まり多少なりとも落ち葉を保持してくれます。

イノシシの足跡を見つけてしまいました。数日前にまいた米ぬかの臭いに誘われてきたのだろうか。

掘られた跡は無いので何もしないで帰った模様。これからイノシシとも戦わないといけないのだろうか。

そんなこんなで落ち葉を埋めました。餌となる米ぬかをまいて、落ち葉もいれて、水もまいて微生物が住みやすい環境になったはず。後は作付けまで数ヶ月待つだけです。ここには花を植えようと思っています。

続いて別の場所の土おこし。起こす前に表面の草を鍬で刈り取ります。

スコップを入れて天地返しの要領で土を起こします。

こちらにも落ち葉と米ぬかを入れて竹酢液入りの水をかけます。

4月には土が良くなることを祈ります。

裏山の竹やぶから支柱用に竹を取ってきました。細めの竹であればノコで切るより鉈で一刀両断したほうが早いですね。

竹のコップ。

真面目に竹のコップとして使おうかとも思いましたが、鉈で4等分して野菜の名札にします。

 

 

家庭菜園を始める – 天地返し(寒起こし)はした方がいいのかな

明けましておめでとうございます。当記事は2020年最初の投稿ですね。

天地返しの前に、豪雨で畑が水浸しになったら困るので、お隣さんとの境界に水路を掘りました。もともと水路は掘ってあったのですが、平らになってきていたので掘り足した形です。

うちの畑は土地が低いので、水路の脇には掘った泥で土手を作ります。この水はどこに行くのかというと、

脇の水路に抜けるようになっています。

畑を5分割してA~Eの圃場番号を付けてあるのですが、天地返しや寒起こしと言われている作業をBだけやってみました。スコップで30㎝ほど掘って裏返すという作業です。(画像はまだ途中です。)

こうすることにより、地中の害虫を凍死させたり、嫌気性の病害菌を除菌することが出来るそうです。しかし、耕さない方がいいという意見もあるので、天地返しするところとしない所で何が違うのかを比べてみようかと思っています。

家庭菜園を始める – ボカシ肥を作ってみる

ボカシ肥とは米ぬかに油粕、骨粉、カキ殻、苦土石灰などを混ぜて発酵させて作る肥料です。殆どタダで手に入る米ぬかがベースなのでコスパに優れます。

米ぬかだけで嫌気発酵させる場合と納豆菌を使った好気的発酵の2つがあります。好気的発酵の場合は発酵中の臭いが強く、酸素を必要とするためかき混ぜる必要があります。今回は手間のかからない嫌気発酵で作ります。

近所の精米所から米ぬかを調達してきました。最近米ぬかが持ち帰れる精米所は少なくなってきましたね。

ホームセンターで油粕5kg 698円と苦土石灰20kg 298円、70Lのビニール袋を購入。
カキ殻の有機石灰を買おうと思ったのですが桁が一つ違いました・・・そっちが高いのか苦土石灰が安すぎるのか・・・とりあえずコストを抑えるためにカキ殻は諦めました。
苦土石灰はボカシ肥に20kgも使用しませんが土のpHの調整に使えるのでストックしておきます。

作り方ですが、色々調べてみましたが材料の具体的な比率についてはどこにもありませんでした。他人のボカシ肥を作っている動画を真似して目検で混ぜます。大体、米ぬか10に対して苦土石灰2、油粕3ってところでしょうか。そこまで厳密にやらなくても大体大丈夫でしょう。ぬか漬けや畑の土などの種菌を入れるのを忘れずに。

ビニール袋を容器に2重に被せ、米ぬか、油粕、苦土石灰を入れて混ぜます。そして、水を500ccくらい入れてかき混ぜて全体がしっとりするくらいにします。

上から手で押さえて鎮圧して空気を抜きます。

空気を抜きながらビニール袋を縛り、バケツから取り出すと画像のようになります。崩れてしまうようであれば鎮圧が足りません。

冬場なら2~3か月で発酵してボカシ肥になるそうです。作付けは3月末くらいからなのでちょうどいいですね。

家庭菜園を始める – レイアウトを考える

通路と畝を作る場所を溝を掘ることでマークアップしました。

通路は一輪車が通るくらいの幅を持たせました。水道管が下を通っているため斜めにレイアウトせざるを得ませんでしたが、逆に変則的で映える気がします。

そして、柿の木の裏の一角を試しに土を起こして、牛糞、落ち葉、米ぬか、焼却灰・炭の破片を入れてみました。
灰によって土壌を中和、米ぬかが微生物のエサになり、落ち葉や炭が微生物の住処となり、来年の夏には良い土になることでしょう。
資材の関係から画像のエリアしかできていませんが、4月くらいには良い土になるように順次土づくりをして行こうと思います。

土質のせいなのかスコップを入れれば入れるほど粒子構造が崩れて粘土質になってしまう感じがします。この畑の場合はあまり耕さない方がいいのかもしれませんね。耕運機は要らない!

人の手を入れるということは自然に反することですので、人の介入は最小限の資本主義的な方法でやっていこうと思います。

農薬は使わずコンパニオンプランツを植え、肥料は最小限にとどめ、雑草などを生やすことで害虫の天敵を呼び寄せ、自然の力をフルに利用して人は舵取りに徹するだけ。それが理想な家庭菜園だと思っています。
農園に努めていたとはいえ、家庭菜園はまともにやった事が無い自分が言うのもアレですが。

家庭菜園を始めてみる – 土づくり

うちの裏には13m x 10mくらいの畑がありまして。祖母が健在の頃は作物を作っていました。その祖母が亡くなってからは野原になっていたのですが、最近、農業に興味を持ったのでやってみようと思いました。

この畑の土は現役の頃から非常に痩せていました。とれる野菜はみんなSSサイズ。根物は絶対にできない。
祖母のボケが始まり、草ばかりをむしる様になってからは土が焼けてしまい、草も生えないレンガのような土質になってしまいました。
それから十数年たった現在、土もだいぶ回復して、雑草が生えるようになってきました。

そんな土ですが、出来る限りお金を掛けず手を掛けていい土にしていけたらいいなと思います。祖母がやっていたころよりも肥えた土にしてやります。

家庭菜園を始めるにあたり、まずは土づくりから。
一番よさそうなエリアを選び、穴を掘ります。深さは25cmくらいでしょうか。粘土質でものすごく体力を持っていかれます。

ミミズが出てきました。自分の経験上、悪い土ほどミミズがたくさん居る気がします。

あらかじめ拾っておいた落ち葉を掘った穴に入れます。

コイン精米所から米ぬかを取ってきました。この時期は漬物をしたり畑にまいたりするらしく、あまりありませんでした。
米ぬかは微生物のエサになるため、有機質の上にまいておくと腐植が促進されます。

落ち葉+米ぬか+土をサンドイッチにして完了。

乾燥しているようであれば水をかけておきます。定期的にかき混ぜる方がいいらしいですが、この粘土質をかき混ぜるのは至難の業なのでこのまま放置しておきます。目安としては200日後には腐葉土が出来上がるそうです。

全体的に土が弱いので、まずは土を強くするのが課題です。とりあえず今考えている事は、まだ作物を植えない所には、ヒマワリやトウモロコシを植えて土壌の改良を試みようと思います。
もしお金があれば土を入れ替えるという土木工事をやってしまうのですが、それじゃつまらないので一番エコな方法でやっていきます。