車のボディを錆びさせない方法

長い3行

  • 金属が錆びるというのは電子的なもの
  • 金属に電気を流したり、イオン化傾向の大きい金属を接触させておくと錆びを抑制できる
  • 常温亜鉛めっきでのアンダーコートとかも効果的

錆びるとは物質間の電子の行き来によるもの

金属が錆びるメカニズムを調べてみると、物質間の電子の行き来によって酸化と還元が同時に進行する状態がいわゆる「錆びる」ということらしい。腐食とも表現される事から、バクテリアに食われて変質するような事を想像していたが、金属の場合の錆びるとは複雑なものではなくただの電子の行き来のようだ。つまり、電子の行き来を妨害すれば錆びは抑制できるだろう。

酸化還元反応

電気・電子的に錆を抑制する方法として、以下の2つの方法がある。

  • 鉄構造物の局部電池作用と逆向きの直流電流を外部から加え、腐食電流を打ち消してしまう”外部電極法
  • 鉄よりもイオン化傾向の大きな金属を犠牲電極としてつなぐ“流電陽極法

No.20 錆(さび)を制するテクノロジー|電気と磁気の?(はてな)館|TDK Techno Magazine

外部電極法による防錆

外部電極法は常に海水にさらされている船舶や港湾の護岸用構造物や橋梁の橋げたなどで利用されている。実は車にも外部電極法を利用した防錆装置(ラストアレスターなど)が作られており、かつては幾つかのメーカーが純正品オプションとして出していたそうだ。

長い年月が掛からないと効果が分からないのが欠点である。現在メーカーが純正として発売していないのは性能が認められなかったからなのか、車の買い替えサイクルが長引くのを嫌ってなのかは分からない。

流電陽極法による防錆

流電陽極法としては、亜鉛めっきされたトタンが挙げられる。また、橋や鉄塔などには防錆のために亜鉛めっき塗料を使用している。

常温亜鉛めっきとは 《ローバル開発ヒストリー》

車のアンダーコートとして市販されているスプレーの中身は通常のラッカースプレーで、効果は被膜を作るだけだが、この常温亜鉛めっきを吹き付ければ皮膜を作るだけでなく流電陽極法による積極的な防錆が期待できる。

洗車による防錆

言うまでもありませんね。自分はケルヒャーを使って下回りを重点的に塩カルや不純物を落としています。

あとはアンダーコートをすれば完璧。レノバスプレーで錆を転換させ、ローバルを塗る、次にノックスドールで半硬質の皮膜を吹き付けて仕上げ。費用対効果を考えれば、確実な検証結果が出ておらず利益率が物凄く高そうな5万の機械をつけるよりはスプレーによる施工の方が確実性が高そうです。

亜鉛インゴットによる防錆

斎藤商会さんによる亜鉛インゴットの防錆効果の検証動画。鉄板に亜鉛インゴットをボルト締めするだけで鉄板のほうは全く錆びていない。

亜鉛インゴットの価格は送料込みで1500円未満。ローバルと比べたら圧倒的に安いし、検証結果を見る限り効果範囲は広そうだ。

追記:水中は確かに効果あるけど、大気中での効果はどうなの?

犠牲電極による防錆を紹介しているサイトはほとんど船舶を例に挙げていますが、皆さん船舶と車の決定的な違いに気が付いていない気がします。

水中では水が媒体になるため、電池効果が発揮されますが、車は水中を走るわけではないので、亜鉛と鉄の間の媒体が水ではなく大気に事になります。それでも防錆効果は発揮するのでしょうか。。。

ググっても亜鉛インゴットの防錆効果の検証を水中で実験している人しか見受けられなかったので車に亜鉛インゴットを取り付けることによる防錆効果は不明です。

おそらく大気中で防錆効果を求める場合は、全面に亜鉛メッキしないと意味ないのでは?誰か検証をお願いします。

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