一部の車では、メーカーがアフターアイドリングを推奨している場合があります。例えば、私の愛車であるJB23の取扱説明書にも、高速走行後は1分間のアフターアイドリングを行うようにと記載されています。しかし、私は個人的にアフターアイドリングはほとんど意味がないのではないかと感じています。
アフターアイドリングを推奨する人たちの主張は、「オイルの循環が止まるとタービンが焼き付いてしまう」というものです。しかし、少し冷静に考えてみましょう。
油温が上がったとしても、せいぜい150℃程度(それもレーシングカーがサーキットで全開走行した場合)です。この程度の温度では、金属が多少膨張することはあっても、焼き付きまで至ることはありません。
エンジンを停止した時点で熱源が無くなるため、温度がさらに上昇することもありません。もしアフターアイドリングで油温を十分に下げたいのであれば、3分や5分程度のアイドリングでは到底足りないと思います。
さらに、最近のターボ車にはアイドリングストップ機能が付いているものが増えています。この機能により、エンジンがすぐに停止しますが、アフターアイドリングが必要だという考え方とは矛盾しています。
メーカー側も、アフターアイドリングがそれほど重要でないことに気づいているのかもしれません。もしくは、機械の保護よりも燃費の改善を優先しているのかもしれませんね。
また、急にエンジンを停止させたことでエンジンやタービンが故障したという事例も、これまで聞いたことがありません。以上の理由から、私はアフターアイドリングは必要ないと考えています。