4年ぶりにJB23Wのクーラント全量交換

LLCを前回交換したのが2020年。
もう4年経過しているのでそろそろ交換しておこう。

JB23のLLC交換の指定頻度は初回が6年、以降4年だったと思う。

リザーバータンクを覗いてみると底になにやら沈殿しているし、水垢のようなものも浮遊している。振ってみるとよく泡立つ。これは良くない。

ちなみにLLCには凍結防止剤のほかに防錆剤・消泡剤も添加されており、それらが劣化すると、想定以上の気温で凍結したり、エンジン内部が錆びたり、キャビテーションでウォーターポンプが摩耗することもある。

たかが水と交換を怠っているとエンジンや補器類には結構なダメージになってしまいます。

交換手順

自分流の交換手順をざっくり書いていきます。

  1. エアコンのダイヤルを高温に回す
  2. ラジエターのドレンを緩めてLLCを排水
  3. 12mmでサーモスタットのハウジングを外し、サーモスタットを取り出して仮止め
  4. 純水を4L入れてエンジンをかけて10分ほど水まわし洗浄後、排水
  5. LLCを4L入れてエンジンをかけて10分ほどエア抜きして完了

使用したものは次の通り。

同じスーパークーラントでも安いものと高いものがあるが、安いものの成分表を見てみると、消泡剤が書かれていない場合がある。4年交換しないものなので高い方を選ぼう。

まず忘れてはいけないのがエアコンのダイヤルをヒーター全開にする。
これをすることでヒーターコア内も循環してくれる。

次に、ラジエター下部にあるドレンを緩めてLLCを排水する。
受けの位置決めをしたらラジエターキャップを外すと勢いよく出るようになる。

普通であればドレンから水が出なくなったら、ドレンを締めてラジエター上部からクーラントを注入するが、これでは完全な全量交換にはならないし内部に汚れも残ってしまう。

そこで、ラジエターのロアホースにあるサーモスタットハウジングの12mm・2本を外し、サーモスタットを取り外す。するとエンジン側からも水が出てくる。

ウォーターラインを純水で洗浄したいので、サーモスタットを外してハウジングを元に戻す。(サーモスタットがついていると水温が82℃以上にならないと水がラジエターに回ってくれない)

純水をラジエターキャップから4L注入し、10分ほどアイドリング。
そして、排水。

あとは、サーモスタットを元に戻し(エア抜き穴がある方が上)、ラジエターのドレンを締め、LLCを4L注入する。
なかなか入らない場合はアッパー・ロアホースをもむといい。

エア抜きのため、ラジエターキャップを締めずに10分ほどアイドリング。

空のバッテリー補充液の径が丁度よかったので、ちょっと加工してビニールテープでくっつけてみた。中身が噴き出ずにエア抜きができます。

最後にラジエターキャップを締めて完了。

水温計を見る限り、自分のラジエターキャップとサーモスタットは正常だったのでそのまま使用しますが、可能であればここで交換してしまった方が良いでしょう。

10分程度では完全なエア抜きはできないので、交換後は数日間、リザーバータンクの容量を点検しよう。

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