JB23のスタビを外したら快適になった

斜めのスタビリンクを修正したかったが

私のJB23W 10型はモンスタースポーツのハイトアップスプリングによって車高が2cm上がっています。

そのためか本来垂直であるはずのスタビリンクが斜めになっています。

この状態ではスタビの仕事が全うできていないのではないか?
改善すべく、ショウワガレージのショートスタビリンクに交換しようとしました。

しかしポン付けという訳に行かず…助手席側はブラケットが干渉してハマらない:

純正品と見比べてみると、関節部分が3mmほど高くなっていました

JB23Wの10型に取り付ける場合は、ネジ山を3mmほどカットする必要があるようです。

金ノコで切れるようなヤワな材質ではないため直ちに加工できず、
しばらくスタビなしで乗ることにしました。

もしやスタビなしの方がいいのでは?

スタビなしで走った最初の印象は「あれ?快適だな」でした。

ジムニーはギャップに乗るとガツンという衝撃があるのですが、スタビを外したらフワッと衝撃がマイルドになりました。

前後リジットアクスルのため、ギャップに斜めに進入すると震度6強な横揺れが発生するのですが、それもマシになっている気がします。

スタビ外しても直進安定性も問題なし

直進安定性が損なわれるというのをネットで見たので、幹線道路を60km/h(メーター読み65km)で走ってみました。

全く問題ありません。

次に高速道路も一区間だけ100km/hで走ってみましたが、

スタビありの時と全く変わりません。

スタビを外したことにより、フロントサスが良く働くようになり、
乗り心地が良くなっただけで、デメリットが見当たりません

ロールがきつくなったような感じもありません。

モンスタースポーツのバネが思った以上に良かった説

私のJB23の足回りは少し弄っています:

まず、モンスタースポーツのバネは2cmアップするだけではなく、バネレートも調整されています。

純正バネソース
前:1.9kg/mm
後:2.33kg/mm

モンスタースポーツ ハイトアップスプリングソース
前:2.6kgf/mm
後:2.4kgf/mm

純正は前が柔らかいが、ハイトアップスプリングは前が硬い。
ハイトアップスプリングは純正とは異なる設計思想のバネなのです。

ショックの方は、カヤバのExcel-Gという伸び方向が純正より強化されているショックで、ジムニー特有の横揺れを抑えたい気持ちで選んだのですが、偶然にもこのバネとショックがとてもいい相性だったのです。

純正バネと比べてフロントが硬くなっているのでスタビが無くてもロールが抑えられ、伸び方向が強めなショックによってバネの揺れも押さえられ、スタビなしでちょうどいいバランスになったのかと思います。

スタビなしは良いぞ

メーカーがコストをかけて付けたものだからついていた方が良いものなのかと思っていましたが、足回りを変えている場合はその限りではないようです。

パンツをはかないくらいの気持ちでスタビを外してしまうという選択肢もありと思いました。

スタビ自体も結構な重量なのでバネ下の軽量化にもつながるでしょう。

一応断っておきますが、ここに記述したことは私の車両のセッティングにおいて、個人的な経験や感想を述べたものです。スタビを外す事が必ずしも正解であるとは限りません。

実物アモ缶をJB23のスペアタイヤボルトに取り付ける

アメリカ軍の放出品の弾薬箱(アモ缶)をジョイフル本田というホームセンターで1,450円で購入しました。

これは「7.62mm NATO弾」の「M13リンク」が入っていた弾薬箱で、M60などの給弾に使用されていました。

https://en.wikipedia.org/wiki/M13_link#/media/File:11th_MEU_141210-M-HU038-044_(15396078764).jpg

B級品ゆえサビッサビですが、とても頑丈でコンテナとしては十分な性能を有しています。

蓋を開けると何とも言えない刺激臭がします。

蓋には弾薬を湿気から守るためのパッキンがあります。

全体的にゴツイ作りで耐久性は問題ありません。

現役を引退したアモ缶にはベアキャニスターとして私の遊びに付き合ってもらおうと思います。

防錆処置

長く快適に使おうということで洗浄防錆処置を施します。

まずは食器用洗剤と洗車ブラシでごしごしと汚れを落とす
これだけで匂いは消えました。

次にサビを落とします

↓サビはだいぶ落ちました。赤サビの残党は転換剤で転換させようかと思いましたが、これはこれで味なので残しておきます。

次はガムテ跡を取り除きます。
バーナーで熱して556をしみこませたりしてマイナスドライバーでこそぎ落とします。

比較的綺麗になりました。

ノックスドール750を吹き、その上からクリア塗料を吹きます。
私の辞書には脱脂という言葉はありません。

可動部にはクレ556を差して、パッキンにはシリコンを吹いておきます。

これで完璧です。サビも落ちてだいぶ綺麗になりました。

こちらがBefore:

After:

とてもキレイです。いい感じのエイジング具合。
あえてサビサビのアモ缶を選ぶのも良いかも。

JB23に設置

今考えている用途としては、ゴミや匂いの気になるものを収容する車外コンテナを考えています。
野生動物の襲来を考慮すると頑丈なコンテナである必要があり、そのためにはアモ缶は最適な素材です。

スペアタイヤのボルトを利用して、設置します。

用意するもの:

  • M12 P1.25 50mm長ナット x2
  • M12 P1.25 25mmボルト・ワッシャー x2

アモ缶の位置を決めてドリルで穴開け。

M12・P1.25の長ナットでホイールを止め、アモ缶の内側からボルトで止めます。

当初、3点で止めようと思ったのですが、2点でしっかりついたので、これでOKにします。
下部はホイールに座らせました。

クリアランス的に留め金が邪魔だったので金ノコで除去。

留め金が無くてもしっかり蓋が閉まるので要らないっちゃいらないんですが、後でロック方法を考えます。

完成

実用性とカッコよさを兼ね備えていて良き。

クリアランスはこんな感じ:

個人的には可もなく不可もなくといった出来栄えです。
一時的にはいい仕事をすると思うけれど、恒久的には使えないかな。

JB23W 10型に汎用マッドフラップをポン付けする

JB23にマッドフラップを付けるただ一つの理由

マッドフラップ(マッドガード)の効果は一般的には次のように言われています:

  1. 泥・水はねの防止
  2. ボディの汚れ防止
  3. 飛び石などからの車体の保護
  4. フェンダー内への泥水の侵入防止
  5. 見た目の向上

私がマッドフラップを付けようと思った理由は、4つ目のフェンダー内に泥水が侵入するのが気持ち悪いからです。

この前、ノックスドールによる防錆処置の際にフェンダーを開けてみたところ、結構な量の泥が溜まっていました。

JB23のフロントフェンダー内にたまる泥

JB23はフェンダー下部から錆びていくと言われていますが、これを見て納得しました。

フロントタイヤが巻き上げた泥水がタイヤハウスのインナーフェンダーの継ぎ目から浸入し、フロントフェンダー内に蓄積していきます。蓄積した泥には様々な鉱物や融雪剤等が含まれ、ボディをサビさせる原因となります。

JB23のマッドフラップはフェンダー内の泥の浸入とサビを防ぐために必要なのです。

汎用マッドフラップを調達

純正のマッドフラップがありますが、
かなりのお値段なので、汎用品を調達しました。

私の目的は防錆のためにフロントだけ取り付けるため、2枚セットの商品を購入。
ちなみに購入したものはこちら:
XUKEY 車マッドガード 汎用型フェンダー 泥除け 標準型 黒地赤字 カーボン柄 2枚セット

作業開始

必要な道具は次の通り:

  • 電動ドリル:DIYの必需品
  • タケノコドリルビット:正確なサイズに穴を広げられるのであると便利
  • ドリルビット:タッピングネジの下穴用
  • +ードライバー:+ネジを閉める用、-はリベットを外す用
  • トラスタッピングネジ 4x20mm:ステンレス製が良いかも
  • ジャッキ・ウマ・タイヤレンチ:タイヤを外した方が作業しやすい

ドリル使うなんてポン付けじゃねえじゃねえかと突っ込まれそうなのですが、DIY業界では本体側の加工無しで取り付け可能と言う意味でポン付けという場合が多いようです。

取付は元からある3つの穴を使います。

まずは、マッドフラップの位置を決めて、起点となる穴をあけます。

そしたら固定方法ですが、誤注文していたJB23前期用のリベットが偶然ジャストフィットだったのでそれで固定しました。

適当なリベットが無い場合は、マッドフラップ付属のリベットをボルトアンカーとしてトラスタッピングネジで締めこんで固定できます。

2番目の穴をあける際に、位置を出すために、付属のリベットを差し込み、

トラスタッピングネジを閉めこんで頭に適当な塗料を塗ります。

次に、マッドフラップの位置を合わせれば塗料が付着して穴あけ位置をマーキングできます。

↓穴あけ(静電気でゴミが付きまくり)

一番下の穴にはもともとボルトアンカーが仕込まれていたので、そのままトラスタッピングネジを閉めこみました。

完成です。

一応、9mmまではみ出しOKですが、誰が見ても大丈夫なように5mm程度に抑えました。

見た目だけではない実用重視のカスタムはとてもカッコいい。

JB23Wの防錆処置とフロントフェンダーの外し方

塩カルの季節がやってまいりましたが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
私はジムニーにノックスドールを吹いて防錆処置を施しました。

使用した番手:

今回購入しませんでしたが、
700番という無溶剤で匂いの少ない中空部用というのもあるようです。

ノックスドールは非常に優秀な防錆剤で10年前に施工してから現在まで防錆効果を維持している車両もあるそうです。という話を聞いてコスパ的にも防錆アンダーコートはノックスドール以外の選択肢は無いと確信しました。

施工開始

まずはジャッキアップして、タイヤを外します。
リベットやボルトを外し、フェンダーとインナーフェンダーを外します。

するとインナーフェンダーの上からボロボロと泥が落ちてきました。
高圧洗浄機で念入りに洗浄したのにもかかわらずこの有様。
泥がフェンダー内に入り込んでしまっているのです。

フロントフェンダーの外し方

自分はフロントフェンダーの外し方について少し引っ掛かったのでここに書いておきます。

JB23Wのフロントフェンダーは5つの10mmで止まっています。

まず1つ目:サイドシル

2つ目:ヘッドライト付近(フロントバンパー裏)

3,4つ目:ウォッシャータンク横とバッテリー横

5つ目:少しわかりづらいですが、ドアを開けると現れます。

ボルトを外したら、ワイパー付近の樹脂パーツが引っ掛かっているだけなのでそのまま取れます。

フロントフェンダー下部は錆びやすい

ジムニーでさびやすい場所はいくつかあるのですが、
その中でもフロントフェンダーの下部が一番ひどいようです。

フロントフェンダーを外したらショッキングな光景が…

ここはタイヤが巻き上げた水しぶきをもろに受ける場所で、ネジ穴やインナーフェンダーの接合面から泥水が侵入していくのです。
防錆のためにもマッドフラップはつけた方が良いと思いました。
マッドフラップ付けました

通常の洗車用洗剤で良く洗って乾燥させたらいよいよノックスドール。

フロントフェンダー内を真っ黒にするのは気が引けたので750を吹きました。

アンダー部分は750番を継ぎ目に吹いた後に時間をおいて900番を吹きました。

今回の施工でマスキングはしませんでしたが、
ボディカラーが白だとか、気になる人はやった方が良いと思います。
ちなみに飛沫が付着した直後であればパーツクリーナーで綺麗に落ちます

ノックスドールはホンモノの防錆アンダーコート

”アンダーコート”として売られている製品の中には”ただのラッカースプレー”ということが良くありますが、ノックスドールはホンモノの防錆アンダーコート剤として次の特徴があります。

  • ラストインビジターというサビ抑制剤が添加されている
  • 柔軟性のある分厚い皮膜が形成される(長寿命・高耐久)

900は少し粘性のあるエアロゾルで、吹き付け直後はムラが目立ったとしても、時間が経つと均一化して分厚い皮膜が形成されます。ただのラッカースプレーではこれほどの皮膜は形成できません。

施工完了。とても美しい仕上がりです。

分解・洗浄・乾燥・吹き付けで休日が溶けました。

防錆処置にノックスドールおすすめです。

JB23のリアのアームレストを外して収納スペースアップ

JB23のリアのアームレストを外すと収納スペースが増えます。

リアのアームレストの取り外し方は少し面倒。
というのも、アームレストは内張りの裏側からビス止めされているので、
内張りをはがす必要があるのです。

自分はこの前、内張りをはがしてデッドニングを行ったので、そのついでにアームレストも外しておきました。

アームレストを外した後はステーで凸凹しているので、合板を加工して平らになるようにしました。

肝心のスペースはどれだけ広がったのかと言うと:

アームレストあり↓

アームレストなし↓

わずかな差ではありますが、狭いジムニーの車内ではこの違いはかなり大きいのです。

アームレストありに合わせて自作棚を作っていたので、アームレストの高さ分の角材をかまして地に足がつくようにしました。

そのついでに、棚の足にラッチを付けてワンタッチで取り外しできるようにしました。

取り付けは、上のフックをアシストグリップのパイプに引っかけて、下のラッチを下すだけ。
外すときは、ラッチを上げて、上のフックを外すだけ。

全て廃材やら端材で完結し、仕上がりも非常に満足です。

fit-contentとaspect-ratioは併用してはいけない

fit-contentとaspect-ratioは併用してはいけない。
例えばこんなCSS:

div.hoge {
  width: fit-content;
  aspect-ratio: 1080 / 720;
  margin: 0 auto;
}

fit-contentとaspect-ratioを併用した要素はPC版のFireFox,Chrome,Edgeや、AndroidのChromeでは表示されるけれど、iPhoneのSafariでは表示されない場合がある。

おそらく、fit-contentからwidthが取れず、aspect-ratioを計算できないため高さ「0」になったんだと思う。

無理にfit-contentを使用する必要は無かったので、
次のように修正した:

div.hoge {
  max-width: 1080px;
  width: 100%;
  aspect-ratio: 1080 / 720;
  margin: 0 auto;
}

fit-contentは便利だが、Safariで悪さをするので留意せよ。

JB23をデッドニングした話

JB23は雨の日に走ると後ろの方からサーという音が結構な音量で聞こえます。
あとルーフを叩きつける雨音もうるさい。

この騒音は昔から気になっていて、いつかデッドニングをやろうと思っていたのですが、内張りをはがすのが面倒でやっていませんでした。

最近、ジムニーで出かける事が増えてきたので、思い切ってデッドニングをして快適にしようと思った次第です。

↓施行中の画像↓

↑リアには一応お気持ち程度の制振材がついているんですね。

デッドニング材

↑をカッターで適当な大きさに切っておきます。(ハサミで切るとブチルゴムまみれになります)
あらかじめ切られたものも売られていますが、こちらの方が安い。

使った工具

手順

ざっくりとした手順は次の通り。

内張り剥がし

  1. リアシートのステーのカバーを外す
  2. リアシートの3本のボルトを外して背もたれを外す
    (シートベルトの受け側のステーは14mmが2本、背もたれの外側に埋まるように12mmがあるのでスパナを突っ込んで外す)
  3. リアシートの座面は両端を持ってパワーで持ち上げるように外す
  4. シートベルトやアシストグリップやバイザーなどを外す
  5. テール側から内張り剥がしで外す
  6. 天井の内張りはバイザー・ルームランプ・リベットx4・糊で止まっているのでそれぞれ外す

内張りをはがしたついでに中空部にノックスドール750を吹いておきました。

デッドニング材を張り付けていく

適当なサイズに切ったデッドニング材を鉄板に張り付けていきます。

  • 大きな面積のところを小さくするイメージ
  • 規則的に貼るよりランダムに貼った方が広い周波数の音をミュートできる可能性

内張り中にニードルフェルトを詰め込む人も居ますが、あれは個人的に好きではありません。ニードルフェルトが結露を吸い、カビ・サビ・臭いが発生するリスクが高まると思います。
その辺は防音とのトレードオフですね。

逆の手順で復元

割と内張りをはがすのは容易だけれど復元が大変でした。
リア下部の内張りは前側からはめ込んでいくと何とかはまります。

リアのアームレストは裏側からビスで止まっています。
こんなの邪魔なので取ってしまいました。
凸凹したところは木っ端を加工して貼り付けて平らにしてやります。

デッドニングした結果どうよ

デッドニングBefore/Afterではボディをノックした時の音が全く違います。
Beforeは鉄板を叩くやかましい高音が目立ちましたが、Afterは高音が消え、重厚感のある音になりました。
ついでにドアを閉める音もボフッというような高級感のある音になって少しびっくり。

ジムニーは元からロードノイズの少ない車でしたが、デッドニングをした後は更にノイズが小さくなっています。まるで高級セダンのようです。
ただ、前方からのエンジン音が気になるようになってしまいました。

当初デッドニングは屋根だけで良いかなと思っていたのですが、サイドもフロアもやってしまい、
お次は前の方もやることになりそうです…