免許取って以来、MTしか乗っていない自分が、”エンジンブレーキがウザい件”で思う事について書いていきます。
エンジンブレーキがウザい件に関して次のような意見がSNS上を飛び交っています。
- ブレーキランプがつかなくて危ない
- 車間距離がとれていないのでは?
- エンジンブレーキとフットブレーキを併用するものでは?
- 坂道ではエンジンブレーキを使わないとベーパーロックやフェードが起こるリスクがある
- ATのブレーキパカパカの方がウザい
など
自分が思う事としては、場合によってはウザいエンブレもあるし、適切なエンブレもあるということです。
エンブレが良い悪いのゼロイチの問題ではなく、周りにウザいと思わせない運転の仕方が運転の上手さではないでしょうか。
と言っても自分は運転うまくはありませんが。
基本はフットブレーキ
自分の場合は、平坦な道を走っている際は基本的にニュートラルでフットブレーキだけで減速しています。
フットブレーキは止まる為の装置です。エンジンブレーキは補助でしかありません。
車の流れに応じてシフトダウンする際には、エンジンブレーキの利き度合いに応じて、
「予備制動」としてフットブレーキに足をのせてブレーキランプを点灯させることもあります。
予備制動ができていないとウザいと思われても仕方ありません。
エンジンブレーキを使うシチュエーション
エンジンブレーキを使うシチュエーションは、いくつかあります。
減速後に再加速することが分かっている場合
これはエンブレというよりシフトダウンによる結果的なエンブレですが、コーナー終わりなどで、再加速することが分かっている場合は、フットブレーキで減速しつつ、次の立ち上がりにすぐにアクセルが踏めるようにシフトダウンしておきます。その状態が結果的にエンジンブレーキの状態になります。
峠のような下り坂やコーナーがあるような道
アクセルの開閉で速度を調整し、減速が足りなかった場合はフットブレーキを踏みます。
もし、エンジンブレーキできつい減速になってしまう場合、後続車に知らしめるためにブレーキに足を軽くのせて予備制動をします。
下りではベーパーロックやフェードのリスクを減らすために、コーナリングでは挙動の安定化とスムーズな立ち上がりの為に適切なシフトチェンジによってエンジンブレーキを効かせます。
積雪・雨・ダートなど路面状況が悪い場合
フットブレーキはフロントが強く効くように設定されているため、路面の摩擦が低い場合はブレーキでバランスを崩しがちです。
悪路で安定した減速をするためにはフットブレーキと共にエンジンブレーキも頼りになります。
高速域からの減速
車速が早い場合は、エンジンブレーキと併用した方がやはり安定して減速でき、ベーパーロックやフェードのリスクも減ると思われます。といっても整備された車で法定速度で走っていればほとんど無いでしょう。
個人的に本当にウザいエンブレ
赤信号で止まるだけなのに無駄にトップギアから1速までシフトダウン・ブリッピングする車:そんなことをしなくても車は止まれます。そういう車に限って爆音なマフラーをつけていたりする。
自分がウザいと思うエンブレはそれくらいです。
エンジンブレーキは車の運動エネルギーをエンジンの負圧等による回転抵抗によって熱エネルギーに変換しています。ブレーキパッドが減らない分、エンジンがダメージを受けています。ブレーキパッドの交換は簡単ですが、エンジンのオーバーホールや交換は簡単ではありません。
まとめ
エンジンブレーキは積極的に使うものではないし、パッドで止まれるならパッドで止まった方がいい。というのが個人的な感想です。
自分の運転でエンブレをかけているように見えるところは、エンブレが目的ではなくコーナーの立ち上がりのギアに合わせているだけ。
長ーい下り坂や路面状況が悪い場合はエンブレを使った方が良いでしょう。エンブレ使用の際は予備制動も大事。
エンジンという言葉に隠れてしまっているけれど、リーフの「離せばブレーキ」もなかなかアレ