世の中には色々な武道や格闘技がある。男の子ならどれが一番強いのか批評したくなるだろう。
武道を7年続けた一個人として一つ思うことがある。それは、形やルール・フィールドなど違えど、それぞれのトップに立つ人の言う事は大体似てくるという事。
例えばピラミッドの形をイメージして最下層が各武道・格闘技だとする。それぞれの戦術や極意などの共通点だけを残していくと、頂点に行くほど尖っていく。最終的に頂点には「呼吸、脱力、重心移動、間、拍子、合わせ、条件反射、等速運動」などが残る。達人と呼ばれる人たちは共通してこれらを重視しているように見える。
どんな武道・格闘技を極めても同じ境地にたどり着くということを考えると、ルーツや流派などにこだわる事にあまり意味がないと思った。ただし、自分を身心共に育ててくれた流派に対しては感謝と敬意をこめて、正しく技を伝えていくことで貢献したいと思う。
どんな武道・格闘技でも強い人は強い。そして強い人には共通した理論がある。というのが個人的な感想です。