JB23のエアクリを湿式のK&Nに変えてみた

JB23で使っていたモンスタースポーツ製のエアフィルターがそろそろ寿命なので、以前から気になっていた吸気効率が非常に高いK&Nの湿式のエアフィルターに変えてみました。

こちらのK&Nは従来の紙製のフィルターとは違い、オリジナルコットンが編みこまれてできています。そこにオイルを塗布することによって吸気効率と集塵性を両立したエアフィルターとなっています。

ちなみにオフロードタニグチさんによるエアフロー検証動画があります。

K&Nのエアフィルターはピンポン玉が上がりっぱなしで高いエアフローが確保できている事を示しています。

この商品の価格は5,000円弱とモンスタースポーツ製の純正交換タイプのエアクリと同じ価格帯ですが、このフィルターは専用液で洗い、専用オイルを再塗布する事で再利用が可能となっています。
パッケージの説明文によると、8万kmごとに洗浄耐用距離は160万kmとのことです。桁が違いますね。

日本の国土面積はアメリカの1/25なので、3200km毎に洗浄耐用距離は6.4万kmと考えたほうが良さそうな気がします。※あくまで根拠の無い皮算用ですが。

フィルターを光にかざしてみると結構隙間が見えて、なんだか心配ですが、きっとオイルが汚れを吸着してくれるのでしょう。
ISO 5011テストに合格しているとのことなので、集塵性には問題ないと思われますが。

モンスタースポーツのエアフィルターとの交換でしたが効果は体感で分かりました。アクセルを踏んでグングン進む感じです。ターボの立ち上がり方からも吸気効率の良さが感じ取れました。

1年半使っていますが、何も問題はありません。踏み込めば素早くターボが加圧して加速するので気持ちいい。

K&N 純正交換 エアフィルター スズキ

あまり知られていないオイル添加剤の副作用

「これを入れるだけで燃費向上・ノイズ低減」なんていうオイル添加剤は市場にありふれています。

確かにそれらの添加剤には謳われたとおりの効能はあるのですが、副作用の方は語られていない現状があります。

殆どのオイル添加剤(フラッシングオイルは除く)にはモリブデンやチタンなどの硬い金属が混ぜられています。これらがベアリングの役目を果たしてフリクションロスを低減させるという仕組みなのですが、これらはエンジンブロックなどに使用されているアルミや鉄よりも硬い金属なのです。モース硬度で言うと、鉄が4、アルミニウムが2.75に対し、しばしば添加材に入っているモリブデンは5.5、チタンは6です。

つまり、オイル添加剤を使用すると稼動部の磨耗が早くなる可能性があるのです。といってもどれだけの影響があるかは分かりませんが。。。

オイル添加剤には5万キロオーバー用と明記されている商品があります。例えばクレのオイルシステム。

LOOPには「5万キロ以上 エンジンの調子が悪い車に」と書いてあります。

これらメーカーは調子のいい新車に添加剤を入れることは良くないと知っているのです。5万キロをオーバーしている車であれば残り耐用年数も少ないから大丈夫かなといった具合で考えているのでしょうか。

車を長く乗りたいのであれば、このような添加剤は使用せず、オイル・エレメント交換とフラッシングにお金を掛けたほうが良さそうですね。